頭の働きを良くするには、一にも二にも【運動】だ

知的能力が運動と関係していると知ったら驚きますか?

『一流の頭脳』という書籍には、運動と脳の働きが関係するメカニズムが、科学的根拠とともに解説されており、集中力や意欲・記憶力・創造力などが、身体を動かすことで向上するというのです。

 もちろんそれは悪いことではないです。スポーツを楽しみながら頭も良くなるというのですから。

 だが、だがしかしです!!!

 それは裏返せば、運動不足が知的能力を減退させるということになります。ついつい運動しないでダラダラしていると、体力がなくなり、頭も悪くなるということじゃないですか!!!

『一流の頭脳』の著者であるアンダース・ハンセン氏は、スウェーデンのカロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)にて医学を、ストックホルム商科大学にて企業経営を修め、現在は精神科の上級医師として病院に勤務するかたわら、医学や医薬品に関する多数の記事を執筆されています。

 ハンセン氏は、前頭葉や頭頂葉といった脳の各領域が互いにしっかり連携している脳を、知的能力に優れた「一流の脳」としており、その連携を強化するのが、適度な「運動」だとおっしゃっています。

 身体を繰り返し動かすと、その部位の筋肉などの器官は鍛えられて強くなりますが、動かさなければ弱っていく一方です。

 脳も同じで、身体のある部位を動かすには、それに対応する脳の領域が連携しなければならないのです。つまり、身体を何度も動かせば、その分だけ連携も繰り返されることにより連携が強化される。

身体を動かさなければ、使われない脳の領域や、領域同士の連携は弱まってしまうのです。
どうやら脳の機能を高めるには、座ったままパズルを解いたり脳トレをするよりも、意識して計画的に運動をする方がはるかに効果があるようなのです。

人類は近代になってから、肉体労働を少しずつ機械に任せ、頭脳労働を増やしてしました。

 しかし、それまでの長い間、人類の脳はもっぱら「どう身体を動かせば、効率よく、確実に食料を手に入れられるか」を考え続けてきたのです。

 そのように脳を働かせることで、強化されてきた知的能力の一つに「集中力」があります。

 運動と集中力の関係性については、一卵性双生児200組を対象とした調査がある。17歳から20歳になるまでの3年間に、余暇に身体を動かしていたか否かで、双子の間で集中力に差が出るかを調べたのです。その結果、身体を動かしていた被験者の方が集中力が優れていたそうです。

 ハンセン氏によると、この違いは原始の人類がサバンナで狩猟して生きてきたことの名残であるとのこと。

 つまり、食料になる獲物を仕留められなければ餓死してしまう、肉食動物に遭遇したら素早く逃げなければいけない、そんな生死を分ける状況に対処するには集中力が必須だったということです。

 ハンセン氏によれば、現代人の脳は、サバンナで暮らしていた頃からさほど進化していない。だから、運動で身体に負荷を与えると、脳は生死を分ける状況なのだと判断し、無意識に集中力を高めようとするのだそうです。

また、記憶力に影響する人間の脳の大きさは、25歳頃が成長のピークだそうで、その後は老化とともに少しずつ縮んでいきます。

 記憶を司る脳の領域は「海馬」と呼ばれ、海馬も脳そのものと同様、加齢に伴い小さくなっていくそうです。年に平均約1%小さくなると言われ、歳をとるともの忘れが激しくなるのはそのせいだとされています

 アメリカの研究チームによる実験では、120名の被験者を2つのグループに分け、一方には心拍数の上がる持久力系のトレーニングを、もう一方には心拍数が増えない程度の軽い運動のみをさせるようにした。

そして、1年後に被験者たちの海馬の大きさを計測したところ、軽い運動しかしなかったグループに属した被験者たちの海馬が1年間で平均1.4%縮んでいた一方で、持久力系の運動をしたグループの被験者たちの海馬は、縮まなかったどころか平均2%ほど大きくなっていたそうです。

 すなわち、記憶力の面で若返りをはかるには「運動する」のが一番なのでしょう。

明治から昭和初期にかけて活躍した、日本を代表する哲学者である西田幾多郎は、毎日のように京都・東山の小径を散策していたそうで、彼が思索にふけりながら歩いたその小径は後に「哲学の道」と名づけられました。

 また、アインシュタインが相対性理論をひらめいたのは、自転車をこいでいる時だったといわれています。

こうした天才と呼ばれる人物たちは、ただ静かに座って頭を働かせていたわけではなく、散歩や自転車など、適度にバランスよく身体を動かすことで、脳の働きがよくなっていたので?と考えられています。

 つまり深い思考や、イノベーションにつながるひらめきには、「運動」による脳の活性化が重要な意味を持っているのではないでしょうか。

 とはいえ、疲労を感じるほど過剰な運動をしてしまうと、かえって脳の働きが鈍るかもしれないので要注意です。長時間の激しい運動により、血流が脳よりも筋肉に向かうことになり、そうなると脳に血液が充分に行き渡らなくなるからだそうです。

 ハンセン氏自身はテニス・サッカー・ランニングなどの運動を週に5日、最低でも1回45分は取り組むようにしているそうで、おそらくこれぐらいの運動が脳の働きをよくするのに最適な運動量ということなのでしょう。

みなさんは、日々の生活に適度な運動の習慣を取り入れてますか?
家族や仲間とみんなで運動するのは本当に楽しいですよね!!
さらに!!
それによって頭が良くなったり、脳の老化を防いだりもできるということですから、運動することを拒む理由などなくなりましたよね!!!
さぁ!!みんな一緒に走り出そうぜぇ~い!!!

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