夢を語る

人材開発部の山下賢二です。

面接時や入社前に「きちんと」口説かれているかどうかは、入社後の状況に大変な影響を与えると思います。

求職者を甘やかす、という意味ではありません。
こちら側の期待感をしっかり伝えるということです。
誰もが「会社は自分を求めている」「自分は何かここで役に立てる人間だ」と思って、生き生きと仕事ができるように、入口のところできちんと口説くことはとても重要なことであると思います。

では、採用担当者が口説かない場合、どんな理由が考えられるでしょうか。
採用担当者が口説かない理由の一つは、その採用担当者自身が、会社の未来を信じきれていないからです。
未来の出来事や夢は、未だ実現していないものという点においては嘘と紙一重と言えるかも知れません。
ですから、自分が信じていない未来像を堂々と語れば嘘になるので、夢を語ることをしないのでしょう。

しかし、自社の未来の成功を心から信じているのであれば、堂々と夢を語り、堂々と誘うはずです。
つまり、夢を語って口説かないのは、嘘つきになりたくない責任逃れであるといっても過言ではありません。

では、採用担当者ですら自社の未来の可能性を信じていない会社の職場とは一体どんなものでしょうか。
おそらく、「今さえよければ」とか「自分さえよければ」といった人間の集まりである可能性が高いような気がします。
もしそうだとすれば、職場の雰囲気を盛り上げようなど、積極的には誰もしないでしょう。

また、採用担当者の間でよく語られる言葉に「自分が選んだという意識を持たせる」というものがあります。その方が「本人の覚悟が決まってよい」という考え方です。
確かに最後の最後には、自分で能動的に会社を選ぶことになるわけですが、意思決定にはその前段に様々な情報を与えられることが必要です。
会社の成長性や仕事の面白さも大切な情報ですが、「自分がどれだけ評価されているか、期待されているか」ということはそれ以上に重要だと私は思います。

口説かれないことは、期待の低さを感じさせることにもつながります。
自分に期待をかけてくれない会社に対して、愛社精神を持って努力することなんてできるはずがありません。
「士は己を知る者の為に死す」という言葉があるように、まともな人間であれば、自分の真価を認めてくれる人のためなら、必死でその期待に応えようとするものだと思います。

また、未だに「どれぐらい自社を志望してくれているのか?」を重要な評価ポイントとして考えている会社は少なくありません。
自社の採用ブランドでホイホイ来る人だけを相手にしていては、引く手あまたの優秀な人材を逃すことになります。
優秀な人材には自社以外にもたくさんの魅力的な求人があり、各社に対する志望度が相対的に下がることは必然です。
ですから、志望度を評価基準に用い、志望度が低い人を落とすというのは、優秀な人材をみすみす逃してしまうということに他なりません。

志望度というのは「評価するものではなく、採用担当者が頑張って上げるべきもの」です。低いから落とすのではなく、優秀な人材なら低いものを上げてみせる、というのが採用担当者が会社の代表として採用を任されている存在意義を示す、いってみれば腕の見せ所だと思います。

その結果として職場に優秀な人が増えれば、間違いなく仕事はやりやすくなるはずです。
そう考えると、確実に「口説き」が必要な場面があるはずです。

そして、いい会社というのは、入社後も節目節目で必ず「口説き」が存在していると私は考えます。
手前味噌ですが。。。
テイエム技建には「口説き」が無数に存在しています(笑)

みなさんは、会社から口説かれていますか?(笑)

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