宵越しの金は持たぬ

人材開発部の山下賢二です。

私は貯金が苦手です。
妻が貯金をしてくれていますが、私個人の貯蓄としては自分でかけている生命保険ぐらいだと思います。
とにかく現金を貯めるのが苦手で、お金を持ったら持っただけ使ってしまいます。
その払いっぷりの良さに「江戸時代の生まれとかじゃないですよね?」と冗談で言われたりすることがあります。

江戸っ子は「宵越しの金は持たぬ」という言葉に表されるとおり、気前の良さや金ばなれの良さが強調されることがありますが、実際には結構せつない事情があったとか。。。
諸説あるので本当のところはわかりかねますが・・・

江戸っ子が宵越しの金を持たぬ理由
・その①:火事が怖かった
 その時代、江戸は半年に1回のペースで大火事に見舞われていたので、全て木と紙でできていた江戸の家屋は、その密集度合いも相まって一度火がつくと焼け野原のように焼き尽くしてしまう事がしばしばあったとか。そうなるとお金を貯めていても意味がないと考えて、持っているお金は使い切ってしまった方が利口だと考えたのではないかと言われています。
・その②:世のため人のために、金を使った
 江戸時代の庶民は、民間の相互扶助組織に加入し、その組織を活用することにより少ない費用で大きな成果を得ていたのだそうです。自分が贅沢をするためにお金を使うのではなく、他人のためにもお金を使う大切さを重要視していたようです。現代にも通ずる部分ではありますが、人のために気前よくお金を使いきって、もしも足りなくなったら今度は自分が誰かに融通してもらったり、お金ではなく仕事を紹介してもらえたりする人脈を作って置いた方がいい、という考え方の人が多かったようです。
つまり、「宵越しの銭を持たない」というのは経済を回すための知恵だったということでしょうか。
・その③:持てなかっただけ
 実は、江戸っ子のほとんどが地方から出稼ぎに来た流入者であり、定職のない日雇いの肉体労働者でした。手にした日当や月給が、主に食費などで全部消えてしまうような生活しかできない町人のやせ我慢だったという説もあります。
 それでも、江戸っ子は「宵越しの銭は持たない」と粋です。江戸っ子は貧乏をも楽しんでいたと言えるのではないでしょうか。

①と③の理由だと、非常に切ない印象ですが、②だととても粋な感じがしませんか?(笑)

江戸っ子の生き様が良い悪いではなく、人としては常に”粋”でありたいと願う私です(^_^)v

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