能ある鷹は爪を隠す

仕事はできるのに、仕事以外では抜けたところがあって誰からも慕われているような人って皆さんの周りにいませんか?
逆にあまりにも完全主義に徹していて、なんとなく近づきがたい雰囲気を醸し出してしまっている人は結構多いのですが、そういう人は他人に隙を見せるのを極端に嫌がるという傾向があります。そうなると逆にその人の隙を探したくなるのが人間の性といったものなのですが(笑)
そして、何事においても「デキ過ぎる人」というのは、尊敬もされますが嫉妬も買いやすいという場合が多いものです。
ところが、「本当にデキる人」というのは、あえて隙を作ってそこに注目を集め、相手を安心させるという方法をとったりもします。
面白い事に、この「隙」であったり抜けた部分、つまりバカの振りが天然で上手い人もいれば、処世術として身につけて「わざと」やっている人もいるという事です。
「デキる人」は重宝がられますが、「デキ過ぎる人」はまさに「出る杭は打たれる」ということになってしまう傾向が強いです。
もし仮に、嫉妬深い上司の下についた場合、「デキ過ぎる」ことが原因で潰されてしまうということが企業によってはあるかもしれません。ここが、ただ勉強を思いっきりやって成績が上がったら、即評価に繋がるといった学校と社会の大きな違いの1つではないでしょうか。
しかし、これは今に始まった事ではなく、歴史的にみてもよくある事なのです。
頭のキレ過ぎるNo.2や軍師などが、逆に警戒されてあらぬ疑いをかけられて処罰されたという話も結構ありますし。。。
自分の才能を如何なく発揮したいという気持ちは誰にもあるものなのですが、それが絵や音楽のような表現する事が仕事でない場合には、自分が思っていたものとまったく違う結果になってしまうというということも多く考えられますので、「バカの振りをする」というのは身につけておいて損はないような気がします。
この「バカの振りをする」ことのいいところは、「この人にもこんな一面があるんだ」と感じさせることで相手の警戒心を少なくさせることができるというところです。
つまり、相手を自分の懐の一部に入れるという事にも繋がりますので、そこで相手の細かい分析をする事もできるのです。
これは人とのコミュニケーションを取る上で、とても重要なことであるともいえます。
「人は持ちつ持たれつ」という言葉があるように、支えあっていく事によって莫大なエネルギーを生む事が多々あります。
友情や愛情があって初めてわかるということも沢山あります。
完全無欠な人間というのはそうそういるものではありませんので、時には自分のバカさをさらけ出したほうが、人間らしくて好かれやすいというものだと私は思います。

とはいえ、なかなか自分の実力が認めてもらえないと、ついつい自己主張をしたくなるものです。
それでも「実るほど頭を垂れる稲穂かな」といわれるように、やはりそこは偉そうなことを言ったり偉そうな態度をとったりすることはせず、謙虚な気持ちを大切にし、自分の実力を向上させることを第一に考えるべきではないでしょうか。

自分磨きに一生懸命な人はきっと、周りの人に偉そうに振る舞ったり、自慢話をしたりしている暇なんてないと思いますよ♪

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